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メガソーラーで土砂崩れ 福岡県飯塚市の里山・白旗山 工事現場は土石流危険渓流

地域(調査活動・演説会・懇談会等)



 福岡県飯塚市の里山・白旗山に建設中の巨大太陽光発電所(メガソーラー)で、造成地内での大規模な土砂崩れや敷地外への土砂・雨水の流出が起こり、地域住民から怒りの声が上がっています。

県に住民「災害の危険から守って」

 「つくる場所が根本的に間違っている」と、地元・新相田自治会の会長は憤ります。土砂がむき出しになった造成地が住宅のすぐ裏に迫っており、5月20日の雨では工事現場から流れ出た土砂混じりの濁った水で住宅地の道路が冠水しました。「住民の願いの一番は工事の中止。まず、最初の計画通りに工事がされているのか住民を中に入れて確認させてほしい」と訴えます。

違法行為横行

 白旗山では、最初に事業に着手した悠悠ホームを引き継いだノーバルソーラー、さらに一条工務店からの流れを引き継いだアサヒ飯塚メガソーラーが開発を進め、調整池完成前の森林伐採など違法行為が横行。今回土砂崩れを起こしたのはアサヒ飯塚メガソーラーの開発地域です。

 東側斜面の土砂崩れは昨年10月から崩れ始めました。崩落範囲は幅12メートル、長さ13メートル、深さは2メートルから3メートルに及び、390立方メートルの土砂が一時調整池を埋めました。西側斜面では、造成中の斜面が崩れて土砂でフェンスが倒れ敷地外に水が流れ出ました。一部には幅約4メートル、長さ約8メートルの発電パネルが設置済みですが、パネルの真下にも雨水が斜面を削った跡が地割れのように幾筋も見えます。

 ハザードマップを確認すると、工事区域の大部分が土石流危険渓流に指定されています。土石流や、急傾斜地の崩壊の警戒区域・特別警戒区域もあります。

 住民の不安は土砂災害に加え、台風などの強風による発電パネルの飛散、パネル反射による光害や気温上昇など。すでに実害も出ています。落石はしばしばで、住宅間際の仮囲いのまわりには落石が散乱しています。パワーコンディショナーのものと思われる騒音にも悩まされています。

県は責任逃れ

 土砂の流出を受け住民は、被害状況の報告の指導や水害対策など8項目の要望書を県に提出。6月30日の交渉で、県は水害の恐れについて「(国及び県の)基準を満たしていることから問題ない」と回答しました。川上直喜・飯塚市議(日本共産党)が、がけ崩れの真上の造成地で太陽光パネルの杭(くい)打ちが行われていると追及。防災工事完成前に本体工事に着手している違法行為で、前日29日に厳重注意の指導が県から業者にあったことが発覚しました。

 「白旗山の豊かな自然を未来につなぐ会」の代表は、「何の回答にもなっていない。県は許可を出した責任から逃げており、業者の言い分丸のみでは話にならない。県の説明会を求める」と話しました。

 日本共産党は住民の声を議会に届け続けてきました。6月6日には、まじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補、高瀬菜穂子、立川由美両県議、川上市議が現地調査。県議会・市議会でこの問題を取り上げました。

 高瀬菜穂子県議は、「国による新たな規制が必要なのはもちろんですが、これほど住環境の破壊が行われていることは県の責任。住民を本気で守ろうという姿勢が見えません。住民を災害から守り、住環境を取り戻すために住民と一緒に考え要求していきたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2021年7月3日)

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